ECサイトを運営していると、多くのユーザーがカートに商品を入れたまま購入を完了せず離脱する「カゴ落ち(カート放棄)」が発生します。カゴ落ちは売上の損失に直結するため、中小企業や小規模ECでは特に見逃せない課題です。本記事では、カゴ落ちの原因と、実際にすぐ取り入れられる改善策を10個紹介します。

カゴ落ちが起こる主な原因
カゴ落ちが発生する原因は様々ですが、主に以下のようなケースが多く見られます。
- 購入手続きが複雑で入力が多い
 - 送料や手数料が不明確で不安になる
 - スマホ表示やページ速度が悪く操作しづらい
 - 支払い方法や決済手段が限定的
 - 購入を迷うユーザーへのフォローがない
 
原因を理解することで、適切な改善策を導入しやすくなります。
カゴ落ちを減らすための改善ポイント10選
1. 購入導線の簡略化
購入手続きはステップを少なくし、入力項目を必要最小限に絞ります。フォームを短くすることで離脱率を大幅に減らすことができます。
2. カート内の情報をわかりやすく表示
商品名、数量、価格、送料などを明確に表示し、合計金額を一目で確認できるようにします。ユーザーの不安を減らし、購入意欲を維持します。
3. 送料・手数料の透明化
追加料金が購入直前に発覚すると離脱につながります。事前に送料や手数料を表示し、購入の心理的ハードルを下げることが重要です。
4. 決済方法の充実
クレジットカード、コンビニ払い、PayPayなど、できるだけ多様な支払い手段を用意します。ユーザーが使いやすい決済を選べることで購入完了率を上げることができます。
5. リマインドメールやポップアップ施策
カゴ落ちユーザーに対して、メールやポップアップでリマインドするツール(例:Re:cartやOptinMonster)を活用すると、購入完了率の改善に直結します。
6. クーポン・割引で後押し
離脱しそうなユーザーには期間限定クーポンや送料無料クーポンを提示し、購入意欲を再度喚起します。
7. レスポンシブデザイン・スマホ最適化
モバイルからのアクセスが多いため、スマホ表示の最適化は必須です。タップしやすいボタン配置や読みやすいフォントで、操作性を向上させます。
8. ページ速度改善
ページの表示速度が遅いと離脱率が高まります。画像圧縮やキャッシュ利用などで高速化し、ストレスなく購入完了できる環境を作ります。
9. 信頼性の表示
セキュリティマークやレビュー表示、返品ポリシーを明示することで、ユーザーに安心感を与え、購入決断を後押しします。
10. 継続的なテストと改善
A/Bテストやヒートマップ分析などで、フォームや導線の改善を繰り返します。改善施策を実行し結果を測定することで、カゴ落ちを持続的に減らすことが可能です。
まとめ:カゴ落ち対策は施策の組み合わせがカギ
カゴ落ちを減らすには、導線改善、決済方法の充実、リマインド施策など、複数の改善策を組み合わせることが重要です。まずは自社の課題を整理し、優先度の高い施策から順に実施しましょう。
弊社では、ECサイトの導線改善やカゴ落ち対策、メール/ポップアップ施策までトータルでサポート可能です。最短2週間で導入支援、完全オリジナル設計にも対応しています。売上改善に直結する施策をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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