Webコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.0について

Webコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.0について言及する日本人は少ないと思います。しかし、WCAG 2.0は、国際的なアクセシビリティの基準であり、とても重要な基準です。
今一度確認しておこうと思います。

WCAG 2.0は、ウェブサイトをよりアクセシブルにするための指針を提供します。WCAG 2.0は、W3C(World Wide Web Consortium)が策定したもので、2008年に公開されました。

WCAG 2.0は、以下の4つの基準に基づいています。

1.可用性 (Perceivable):ウェブページのコンテンツや機能が、すべてのユーザーに認知できるように提供されているかどうかを評価します。

2.操作可能 (Operable):ウェブページのコンテンツや機能が、すべてのユーザーに操作できるように提供されているかどうかを評価します。

3.理解しやすさ (Understandable):ウェブページのコンテンツや機能が、すべてのユーザーに理解しやすく提供されているかどうかを評価します。

4.場所にとらわれない (Robust):ウェブページのコンテンツが、各種ユーザーエージェントに適切に処理されるかどうかを評価します。

また、これらの基準には、それぞれの基準を達成するための成功基準があり、これらの成功基準は、A、AA、およびAAAの3つのレベルに分類されています。AAAレベルは最も高いレベルであり、Aレベルは最も低いレベルです。

WCAG 2.0に準拠することは、ウェブコンテンツのアクセシビリティを向上させ、より多くの人々がウェブページにアクセスできるようにすることを目的としています。ウェブサイトの開発者やデザイナーは、WCAG 2.0を参考にして、アクセシブルなウェブページを作成する必要があります。

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